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食道がんの症状・治療方法・予防について

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本日は食道がんの症状・治療方法・予防についてです

こんにちは、副院長の酒井です。
食道がんの症状は、ほとんどの方が嚥下障害をきたします(つかえ感・狭窄感)。
胸やけ・胸にしみる感じ・吐き気・吐血をきたすこともあります。

食事を摂取して喉につかえ感が出現した方は、すぐに内視鏡検査の相談をしたほうがいいです。
なぜならば、食道がんは早期発見・早期治療することで生命予後が格段に良くなるからです。

早期食道がんであった場合は、専門施設に紹介して、内視鏡で切除することが可能です。
進行がんであった場合は手術・抗がん剤・放射線療法が選択されます。

胃カメラ

食道がんの予防には、何といっても禁酒・禁煙に限ります。
また、野菜や果物の摂取により食道扁平上皮がんの発生リスクが減少することが示されています。
日本で行われた研究結果で、1日に100g以上の野菜や果物を摂取することにより、食道扁平上皮がんの発生リスクが11%減少することが示されています。

野菜や果物の成分による抗酸化作用やDNA修復作用が、大量飲酒や喫煙による活性酸素やフリーラジカルの発生に、抑制的に働くためと考えられています。

野菜ジュースは糖質が高く、生活習慣病を促進してしまう可能性が高いため、スーパーやコンビニで野菜を買って食べる習慣をつけましょう。

食道がんは飲酒・喫煙・食生活に関係なくいきなりできてしまう可能性もあります。
小さな食道ポリープが長い年月を経てがんになることもあります。
また、日本では約90%が扁平上皮がんですが、欧米で主流の腺がんに罹患する方もいます。まずは一度内視鏡検査で検査することを強くお勧めします。
次回は、がんになりやすい食事、老化の原因になる食事の説明をします。

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著者

酒井先生さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック
和光市駅前院

副院長 酒井 康行

資格

日本内科学会認定 認定内科医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
埼玉県難病指定医

経歴

平成23年岩手医科大学 卒業
平成23年盛岡赤十字病院
平成26年日本大学医学部付属病院 救急救命科
平成28年日本大学医学部付属病院 消化器肝臓内科
令和5年さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 副院長

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