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がんになりやすい食事と、老化の原因になる食事(AGEs)

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がんになりやすい食事と、老化の原因になる食事(AGEs)

こんにちは、「さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院」副院長の酒井です。
皆さんはAGE(最終糖化産物)というものを聞いたことがあるでしょうか?
食事で過剰に摂取した糖とタンパク質が結びつくことで生成される老化物質のことです。

食べ物では、糖質とタンパク質を熱で処理した後にできる【こげ】の部分がこれに当たります。
ステーキ、焼き肉、牛丼、かつ丼、カツカレー、うな重、ピザ、カルボナーラ、ファーストフード全般などはAGEの量がかなり高いです。
これらは最高に美味しいですが、体にとってかなり毒性が高く、がんと老化の原因になります。

皮膚の劣化:しわ、しみ、たるみ、くすみ、薄毛
血管:心筋梗塞、脳梗塞、不整脈、勃起不全、糖尿病性血管障害
がん:食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、乳がん等
精神:うつ病、認知症、アルツハイマー病
他:白内障、骨粗しょう症、変形性関節症

上記が代表的なリスクですが、他にも様々な異常を体内で引き起こします。

とにかく炭水化物と肉を加熱で調理してしまうとAGEが産生されてしまいます。
そうすると世の中のほとんどの物が食べられないではないか!?と思ってしまいますが、
対策と予防はあります。

次回はAGEの少ない食事・AGEの吸収を抑制する食事・AGEを外に排出する食事に関して説明していきます。

著者

酒井先生さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック
和光市駅前院

副院長 酒井 康行

資格

日本内科学会認定 認定内科医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
埼玉県難病指定医

経歴

平成23年岩手医科大学 卒業
平成23年盛岡赤十字病院
平成26年日本大学医学部付属病院 救急救命科
平成28年日本大学医学部付属病院 消化器肝臓内科
令和5年さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 副院長
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