アニサキス症の話 event_note2023.05.21local_offer内視鏡消化器疾患さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院です 今回はアニサキスのお話です。 アニサキスとは?アニサキスは、主に海水魚に寄生する線虫の一種で、人間がアニサキスの幼虫が含まれる生魚を食べると、アニサキス症という病気を引き起こす可能性があります。この病気は、腹痛や吐き気などの消化器系の症状を引き起こします。 アニサキスのいる生物 アニサキスは、主に海水魚やイカ、エビなどの海洋生物に寄生します。特に、鮭、鱈、イワシ、サバなどの魚類に多く見られます。また、海鳥や海獣が終宿主となり、これらの生物の消化管内で成熟し、卵を産みます。アニサキスがいる可能性ある生物には以下のものがあげられます。魚類: サバ、イワシ、カツオ、マグロ、アジ、ヒラメ、カレイ、タラ、サケ、ヒラマサ、スズキなど。 頭足類: イカ、タコ。 甲殻類: エビ、カニ。 海鳥: ウミネコ、カモメなど。 海獣: クジラ、アザラシなど。 アニサキスの駆除方法 上に記載のある生物を食べる時はアニサキスに注意しましょう! アニサキスの駆除には、加熱調理が最も効果的です。 60℃以上で1分以上加熱することで、アニサキスの幼虫は死滅します。 また、-20℃以下で24時間以上冷凍することでも駆除できます。 ただし、これらの方法は100%の駆除を保証するものではなく、生魚を食べる際は注意が必要です。 酢でしめるなどを行うこともありますが、これも100%ではありません。 冷蔵保存でも生きていることが有ります。 確実なのは過熱か冷凍です。 鮮度の良いものを食べる時は特に気を付けましょう! アニサキス症になってしまったらもしアニサキス症を疑う症状になってしまったら、どうすればいいでしょうか? 胃壁に食らいついているうちは痛みが取れないので、できるだけ早く摘出するのが望ましいです。 摘出には胃カメラが必須ですので、胃カメラが実施できる医療機関に受診をしましょう。 急いで胃カメラを実施する必要があるので、緊急の検査体制がしっかりしている所を選ぶ必要があります。さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院では2部屋の内視鏡室を完備し、医師も複数名で診療を行っています。 そのため予約の方とは別に緊急に胃カメラ検査を実施しやすい環境にあります。 もしアニサキス症で胃カメラを希望される場合はさいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院にご相談下さい。 当院の胃カメラ検査についてはこちらお問い合わせはこちら検査のご予約はこちら