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「胸やけや吐き気が続いている」「健診で便潜血陽性が出た」「便秘が慢性化している」…そんな方におすすめなのが、胃カメラ・大腸カメラの同日検査です。
当院では、朝霞市エリアにお住まいの方にも対応し、1日で上下消化管をまとめて検査できる体制を整えております。再来院の手間を省き、短時間で精密な検査結果を得られる点が大きな魅力です。
胃と腸を一度に診る「同日内視鏡」のメリットとは
上部消化管(食道・胃・十二指腸)と下部消化管(大腸・直腸)では、症状の出方が異なることも多く、「上だけ」「下だけ」の検査では不十分なケースもあります。一度の麻酔・一度の来院・一度の前処置で済む同日内視鏡は、忙しい方や高リスク患者にとって最適な選択肢です。
具体的なメリットは以下の通りです:
- 胃と大腸の両方を1日で検査できる
- 前処置(下剤・食事制限など)が1回で済む
- 検査後の説明も同日に完了
- 異常が見つかった場合はその場で処置(ポリープ切除など)も可能
「同日検査が受けられるなら、もっと早く受ければよかった」とおっしゃる患者様も多くいらっしゃいます。
こんな方に同日検査がおすすめです
胃カメラ対象の症状・リスク因子
- 胸やけ・呑酸(胃酸が上がってくる感じ)
- 食後の吐き気・胃もたれ
- 家族に胃がんの既往がある
- ピロリ菌感染歴がある
胃カメラでは逆流性食道炎・胃潰瘍・胃がん・ヘリコバクター・ピロリ感染などを早期に発見可能です。
大腸カメラ対象の症状・リスク因子
- 便潜血陽性
- 便秘と下痢を繰り返す
- 排便後もスッキリしない残便感
- 40歳以上の方、家族に大腸がんの既往がある方
大腸カメラでは大腸がん、ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)などを的確に診断します。
朝霞市在住で選ばれる理由|当院の同日内視鏡の特長
当院では朝霞市からも多くの患者様にご来院いただき、次のような特長のある内視鏡検査を提供しています。
● 鎮静剤による眠った状態での検査
静脈麻酔を使用して眠っている間に上下両方の内視鏡検査を実施。苦痛なく終了します。
● ポリープはその場で切除、再来院不要
大腸カメラ中にポリープが見つかった場合は、その場で切除(ポリペクトミー)を実施。通院の手間を省けます。
● 検査後の回復室と個別説明
鎮静後は回復室でゆっくりお休みいただき、検査結果は当日中に医師より説明いたします。
● 女性の方や高齢者への配慮も充実
女性看護師のサポートや車椅子対応も可能で、安心してご来院いただけます。
検査前の流れ|同日検査に必要な準備とは?
- 事前診察:症状確認・血液検査・同意説明
- 前日:低残渣食・夜から下剤の服用
- 当日:朝に追加の下剤を服用し来院
- 鎮静剤使用の上、胃カメラ → 大腸カメラ実施
- 回復後、医師より結果説明 → ご帰宅
トータルの所要時間は3〜4時間が目安です。
費用と保険適用について
胃カメラ・大腸カメラともに健康保険適用の検査です。3割負担の場合:
- 検査のみ:8,000円〜10,000円程度
- ポリープ切除・生検あり:20,000円〜30,000円程度
日帰りポリープ切除も保険適用で、医療費控除や高額療養費制度の対象となります。
まとめ|朝霞市在住で胃と大腸の同日内視鏡検査をご検討の方へ
胃も腸も不安があるという方にこそ、1日で全体を診られる同日検査が有効です。当院では朝霞市からの来院患者さまに対しても、安全・確実・スピーディーな内視鏡体制を提供しております。
仕事・育児・介護で時間が限られる方にも優しい、効率的な検査スタイルをぜひご活用ください。
参考文献
- Peery AF, et al. "Burden and Cost of Gastrointestinal, Liver, and Pancreatic Diseases in the United States: Update 2021." Gastroenterology. 2022;162(2):621-644.e18. doi:10.1053/j.gastro.2021.10.014
- Ishikawa H, et al. "Colorectal cancer screening and primary prevention in Japan." J Gastroenterol. 2020;55(8):731-742. doi:10.1007/s00535-020-01701-3