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「胃が重く、げっぷが増えた」「排便がスッキリせず、何度もトイレに行ってしまう」そんな症状が続くとき、胃カメラと大腸カメラの同日検査が有効です。当院では、成増にお住まいの方にも対応した1日で上下部内視鏡検査を完結できる医療体制を整えています。再来院の手間を省き、消化管全体を一度に評価することが可能です。
胃カメラと大腸カメラを同日に行うメリット
内視鏡検査は食道・胃・大腸といった消化管の状態を視覚的に確認できるため、症状の原因を直接的に評価できる優れた診断方法です。
上下部の同日検査では、以下のメリットがあります:
- 1日で全消化管の状態を一括診断
- 麻酔・鎮静剤は1回で済むため、身体への負担が軽い
- 前処置(食事制限・下剤)も1回だけでOK
- 通院回数を減らせるので、仕事や子育てとの両立がしやすい
成増エリアにおいても、「何度も通院する余裕がない」「1日でしっかり検査したい」という患者様にとって、効率と安心を両立した検査となっています。
同日検査をおすすめする主な症状と背景
胃カメラが必要な症状(上部内視鏡)
- 食後の胃の重さや不快感
- げっぷが頻繁に出る
- 空腹時の胃痛やむかつき
- 胃がん検診で異常が見つかった
胃カメラでは、逆流性食道炎・胃潰瘍・萎縮性胃炎・胃がん・ピロリ菌感染症などの病変を直接観察し、必要に応じて組織を採取(生検)することも可能です。
大腸カメラが必要な症状(下部内視鏡)
- 軟便・便秘が続く
- 排便後の残便感
- 便潜血検査で陽性
- 家族に大腸がん歴がある
大腸カメラでは、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)のほか、過敏性腸症候群(IBS)との鑑別も行います。
成増から通いやすい当院の同日検査体制
当院は成増駅からもアクセス良好で、専門医による同日内視鏡検査を実施しています。以下の特徴があります:
● 鎮静剤でリラックスした検査
静脈麻酔を使用し、眠っている間に検査を実施。検査中の記憶もほとんどなく、苦痛がありません。
● 高精細スコープ+炭酸ガス送気で負担軽減
最新スコープとCO₂送気によって、微細な病変の見逃しを防ぎ、腹部の張りも軽減されます。
● 検査中にポリープが見つかれば、その場で切除
その日のうちに切除可能なポリープは、追加処置なく日帰りで完結します。
● 女性や高齢者にも安心の体制
女性スタッフの同席やプライバシー配慮、車椅子対応など、どなたでも受けやすい検査環境を整えています。
同日検査の流れと時間
- 事前診察(初診時):症状の確認・採血など
- 前日:低残渣食+夜の下剤服用
- 当日朝:下剤追加 → 来院 → 鎮静剤投与
- 胃カメラ → 休憩 → 大腸カメラ
- 回復室で休憩後、当日中に結果説明 → ご帰宅
検査にかかるトータル時間は約3〜4時間です。
費用|保険適用で安心
内視鏡検査はすべて健康保険対応です。3割負担の方で:
- 検査のみ:9,000円〜10,000円程度
- ポリープ切除・生検あり:20,000円〜30,000円前後
ポリープ切除は日帰り手術扱いとなり、医療費控除や高額療養費制度の対象にもなります。
まとめ|成増在住で胃と腸を同日に検査できるクリニックをお探しの方へ
胃と大腸に不安を感じるとき、どちらから検査をすべきか迷う方も多いですが、同日内視鏡検査ならその心配は不要です。当院では成増エリアから多くの方にご利用いただき、短時間・高精度・苦痛の少ない内視鏡検査を提供しています。
症状が軽いうちから検査を受けておくことで、胃がん・大腸がんの早期発見につながります。ぜひお気軽にご相談ください。
参考文献
- Dominitz JA, et al. "Colonoscopy Surveillance After Polypectomy and Colorectal Cancer Resection." Gastroenterology. 2020;158(4):1131–1153. doi:10.1053/j.gastro.2020.01.003
- Fukase K, et al. "A randomized controlled trial of Helicobacter pylori eradication for the prevention of gastric cancer." N Engl J Med. 2008;359(3):242–250. doi:10.1056/NEJMoa0707035