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志木市在住で大腸カメラ検査をお探しの方へ。当院では、血便や慢性的な便秘、残便感など、気になる排便症状を訴える患者さまに対し、専門医による安全で丁寧な大腸内視鏡検査を実施しております。大腸がんの予防から機能性疾患の鑑別まで、幅広いニーズに対応いたします。
大腸カメラとは何か|消化器疾患の早期発見に不可欠な検査
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)は、肛門から挿入されたスコープで大腸の粘膜を直接観察する検査です。
直腸・S状結腸から盲腸までを高画質で確認でき、ポリープやがん、炎症などの病変を正確に評価できます。
疾患の早期発見のみならず、ポリープが見つかればその場で切除(ポリペクトミー)することができ、がん化のリスクを減らすことができます。特に、大腸がんは早期であれば5年生存率が90%以上と非常に高いため、定期的な内視鏡検査が有効とされています。
血便の原因を明らかにするための大腸内視鏡検査
「トイレで血が出た」「便に血が混じっている」といった症状は、痔だけでなく、大腸がんや大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などの疾患のサインである可能性もあります。
以下のような血便症状がある場合は、放置せず速やかに大腸カメラを受けることが推奨されます:
- 排便後に便器が赤く染まるような鮮血
- 便が黒っぽくタール状になっている
- 血の混じった粘液便が続く
痔と自己判断して様子を見る方が多いものの、特に中高年以降では器質的疾患を見逃す危険があります。
大腸内視鏡検査は、こうした血便の原因を明確にする最も有効な方法です。
慢性便秘や残便感も大腸カメラの対象です
慢性的な便秘や残便感は、生活習慣の乱れや加齢、ストレスなどが原因で起こることが多いですが、中には腸閉塞や大腸がんによる通過障害が隠れていることもあります。
特に以下のような変化があれば、内視鏡による精査が必要です:
- 急に便秘傾向になった
- 便の太さが細くなった
- 排便後にすっきりしない感じが続く
- お腹の張りや痛みを伴う
当院では、これらの症状に対して大腸内視鏡を用いてがんやポリープ、腸管狭窄などの有無を詳細に確認します。機能性便秘と器質性疾患を明確に区別することが治療の第一歩です。
志木市からのアクセス良好|当院での大腸カメラの特徴
当院は志木市からも通いやすい立地にあり、多くの地域住民の皆様にご利用いただいております。検査に伴う不安や痛みに最大限配慮した大腸内視鏡検査を提供しています。
● 鎮静剤を使用し、ウトウトした状態で検査可能
静脈麻酔を使用することでほぼ無痛状態での検査が可能です。検査に対する恐怖感が強い方でも安心です。
● 最新の細径スコープ導入
腸の曲がりが強い方や痩せ型の方でも苦痛が少ないよう、柔軟性と操作性に優れたスコープを使用しています。
● 経験豊富な内視鏡専門医による対応
検査の正確性と安全性を追求し、ポリープ切除もその場で対応可能です。
● 女性への配慮も徹底
ご希望により女性看護師の同席やプライバシー保護を徹底し、女性も安心して受けていただけます。
前処置と注意事項について
大腸カメラを行うためには、腸管内の洗浄(前処置)が欠かせません。当院では以下のようなサポート体制を整えています:
- 前日夕食は低残渣食をご案内
- 服薬管理表・スケジュール表を配布
- 下剤服用は院内・自宅から選択可能
初めての方でも安心できるよう、看護師が丁寧にご案内いたします。
大腸カメラの費用と保険適用
大腸カメラは保険適用のある検査であり、自己負担は以下が目安となります(3割負担の場合):
- 検査のみ:4,000〜5,000円前後
- ポリープ切除・生検あり:20,000円前後
また、ポリープ切除を伴う検査は日帰り手術扱いとなるため、医療費控除の対象となります。
まとめ|志木市で大腸カメラをご希望の方へ
血便や慢性的な便秘・残便感は、重大な消化器疾患の初期症状である可能性もあります。当院では、志木市をはじめとする周辺地域から多数の患者さまにご来院いただいており、丁寧かつ精密な大腸内視鏡検査を提供しています。
大腸がんは早期であれば確実に治療可能です。体のサインを見逃さず、安心して検査を受けられる環境で早期発見・早期治療に努めましょう。
参考文献
- Yamaji Y, Mitsushima T, Ikuma H, et al. “Increasing rate of colorectal cancer and its precursors in young adults aged 20–39 years.” Int J Cancer. 2020;147(2):462-470. doi:10.1002/ijc.32745
- Harewood GC, Wiersema MJ. “Colonoscopy and colorectal cancer screening: a practical perspective.” Gastroenterol Clin North Am. 2005;34(4):793-807. doi:10.1016/j.gtc.2005.08.004