生活習慣病に関して②。高脂血症はポリープができやすい!?
こんにちは。さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅院の副院長の酒井です。
本日は、高脂血症に関しての説明です。
高脂血症の方は大腸ポリープができやすいというのをご存じでしょうか?
特に中性脂肪が高い方に大腸ポリープができやすいと言われており、筆者もそれに関する論文を何度も読んだことがあります。
中性脂肪が蓄積し、血糖値を下げるインスリンの働きに様々な支障をきたし(インスリン抵抗性)、大腸ポリープの発生に関与していると言われています。
中性脂肪が高い方に、高脂血症薬(フィブラート系薬)を投与したところ、高脂血症が改善され、さらに腸管腫瘍の発生が抑制されたという報告が多数あります。
これは薬を投与することにより、肥満やインスリン抵抗性が改善するタンパク質(レプチン等)の分泌が増加した結果によるものと言われています。
また、中性脂肪が高い方が喫煙をしていると、ポリープができるリスクがさらに跳ね上がります。
さらに、加工肉・AGE高値の食事・飲酒をしている方は相乗効果で大腸がんのリスクも上がってしまいます。
中性脂肪が150以上ある方・高齢である方・運動不足である方・生活習慣病を合併している方・喫煙や飲酒歴のある方は、毎年健診を受ける必要があり、コントロールが悪い方は内科外来を通院して積極的に治療加入する必要性があります。
当院では健診や生活習慣病に関しても指導を行っているため、患者様のライフスタイルに合った食事療法や運動療法を相談させていただいております。
また、内視鏡検査も積極的に行っているため、予約が空いていれば即日検査することも可能です。
スタッフ一同、患者様に元気に長生きしていただきたいという思いで診療しておりますので、是非一度外来に相談しに来ていただければと思います。
著者
資格
日本内科学会認定 認定内科医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
埼玉県難病指定医
経歴
平成23年 | 岩手医科大学 卒業 |
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平成23年 | 盛岡赤十字病院 |
平成26年 | 日本大学医学部付属病院 救急救命科 |
平成28年 | 日本大学医学部付属病院 消化器肝臓内科 |
令和5年 | さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 副院長 |
当院は和光市・朝霞市・志木市を中心に埼玉全域の方に、生活習慣病(高脂血症、糖尿病、高血圧)、消化器内科診察(胃腸科)、肝臓内科診察(脂肪肝)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を提供します。
有楽町線・東武東上線・副都心線の和光市駅南口駅徒歩1分の立地になります。
池袋などの豊島区や練馬区・板橋区からもアクセスがよい立地になりますので、広い範囲の方に当院の医療を提供いたします。