皆様こんにちは。
本日のテーマは「風しん」です。
◎風しんについて
風しんは、風しんウイルスによる感染症です。
風しんは、発熱や発疹、リンパ節の腫れを特徴とするウイルス性発疹症です。
感染していても症状が出ない不顕性感染から、重篤な合併症に至るまで幅広く、症状だけで診断するのは難しいといわれています。
また、妊娠初期に風しんに感染すると、母親から胎児へ胎盤を介して感染し、先天性風しん症候群を起こすことがあります。
◎問題点
風疹の予防法には、ワクチン接種があります。
ただ、風疹の定期予防接種の変遷を見ると、受けていない世代の方もいらっしゃることが分かります。
( 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性)
また、妊娠中は、ワクチン接種が出来ません。
もし妊娠20週までの初期段階に風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群(難聴や心疾患、白内障など)を発症する可能性があります。
自分の抗体価を知ることが大事。
抗体によっては、ワクチン接種をすることが流行を防ぐことにもなります。
そして、家族や周りの大切な方のことを守ることにもつながるのです。
◎検査の流れ
来院していただき、まず採血をします。
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結果が出るまで2週間程度、お時間を頂きます。
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結果次第でワクチン接種の相談。
(現在はワクチンの在庫が確保できない状況になっております。)
◎注意点
すでに妊娠されている方はワクチン接種は行えません。
またワクチン接種の1か月前、ワクチン接種2か月後は妊娠計画は避けることが必要です。
風しんワクチンの定期接種の機会がなかった 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象として、風しんの抗体検査と予防接種を原則無料で実施しています。
お住まいの市区町村から送られたクーポン券を使って、2令和6年度まで、風しん抗体検査と予防接種を原則無料で受けることができます。まだ受けていない方は、ぜひこの機会に抗体検査を受けましょう。
現在はワクチンの在庫が確保できない状況になっておりますが、今後のためにも、ご不安な方は抗体検査を受けられてみてはいかがでしょうか?上記対象以外の方は自費で4400円で血液検査ができますので是非お声掛けください。