生活習慣病の予防と対策① 血糖値が高い方はご覧ください!
こんにちは。さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院の副院長の酒井です。
生活習慣病の予防と対策に関して、何回かに分けて説明していきます。
2型糖尿病について
本日は、主に生活習慣病で引き起こされる2型糖尿病に関しての説明です。
糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことを言います。
すい臓で分泌されるホルモンの【インスリン】が血糖値を下げるのですが、
このインスリンが作用不足になることにより糖尿病となってしまいます。
糖尿病は初期であれば自覚症状がほぼないため、気が付かずに見逃されることが多いです。
初期症状としては、口渇感・頻尿・体重減少・全身倦怠感(だるい・疲れやすい)がみられます。
中期や後期には神経症状・視力の急激な低下・腎機能障害も起こり、
重症化すると足の切断・失明・人工透析になるケースもあります。
糖尿病を放置すると、動脈硬化症にもなりやすいです。
心筋梗塞・脳梗塞・脳出血・閉塞性動脈硬化症を発症しやすくなります。
糖尿病患者には癌が多い
また、糖尿病患者は、がんになりやすいことでも知られています。
高血糖の状態が続くことにより酸化ストレスが促進され、体内の細胞が傷つきやすくなるためがん細胞が増殖しやすくなります。
肝臓がんやすい臓がんのリスクは約2倍にもなってしまいます。もちろん大腸がんや胃がんになるリスクも上昇します。
ですので糖尿病の方は、胃カメラ・大腸カメラ・腹部超音波検査で定期的にがんがないか検査する必要性があります。
2型糖尿病は早期の段階であれば食事・運動療法で改善することができます。
食事や運動で改善せずに増悪していってしまう場合は内服やインスリン治療となってしまいますが、きちっと治療している方は内服量が減ったり、インスリン治療を終了できる方もいます。
当院では生活習慣病に関しても幅広くサポートしており、患者様のライフスタイルに合った食事内容や運動形態を提案させていただいております。
また当院でも一般健診を行っているので、糖尿病の初期症状がある方や糖尿病で治療されている方や昔から血糖値が気になっている方は、これを機に一度当院に相談に来ていただければと思います。
著者
資格
日本内科学会認定 認定内科医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
埼玉県難病指定医
経歴
平成23年 | 岩手医科大学 卒業 |
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平成23年 | 盛岡赤十字病院 |
平成26年 | 日本大学医学部付属病院 救急救命科 |
平成28年 | 日本大学医学部付属病院 消化器肝臓内科 |
令和5年 | さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 副院長 |
当院は和光市・朝霞市・志木市を中心に埼玉全域の方に、生活習慣病(高脂血症、糖尿病、高血圧)、消化器内科診察(胃腸科)、肝臓内科診察(脂肪肝)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を提供します。
有楽町線・東武東上線・副都心線の和光市駅南口駅徒歩1分の立地になります。
池袋などの豊島区や練馬区・板橋区からもアクセスがよい立地になりますので、広い範囲の方に当院の医療を提供いたします。