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早期胃がんを発見するために

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胃がんの早期発見のために

約1年前ですがバレーボール日本代表の藤井直伸選手が、ステージ4の胃がんと診断されたことが公表されました。
今回のニュースを受けて、胃がんの早期発見についてお話ししたいと思います。

藤井選手のケースでは、目の不調が原因で検査を受け、脳転移が発見されたことで胃がんが判明しました。
これは非常に珍しいケースです。頭痛やめまい、目の不調がある方も、まずは脳神経外科や脳神経内科、眼科などで受診していただくことが重要です。

日本人における胃がんの多さ

日本人において、胃がんは罹患数第2位、死亡数第3位の「がん」です。胃がん健診が普及してきているものの、まだまだ多くの方が亡くなっています。しかし、医学の発展により、胃がんは早期発見すれば治療できる可能性が高まっています。

早期発見の鍵は、胃がんの兆候に注意し、適切な検査を受けることです。ただし、胃がん特有の症状は特定できません。消化器専門医や内視鏡専門医も、症状だけで胃がんを予想することは難しいのが現状です。

胃の症状が強くても異常がない方や、逆に症状が無いのに検査で胃がんが見つかる方もいます。症状で判断することもあるものの、症状だけで胃がんの予想をすることには限界があります。早期発見・早期治療を目指す場合は、無症状のうちに発見することが望ましいです。

では、どのような方が検査を受けるべきでしょうか?また、どのような症状が要注意なのでしょうか?これらについては今後のブログで詳しく解説していきます。

 

胃がんを見つけるための検査は?

当院では、胃がんの早期発見のために胃カメラ検査を積極的に行っています。ホームページから検査予約も可能です。過去に胃カメラ検査で苦しい経験をされた方も、当院では安心して受けられます。

全身麻酔での検査も可能で、妊活中や授乳中の方の場合は局所麻酔のみでの検査も可能です。詳細については、こちらからご覧いただけます。胃がんの早期発見を目指し、適切な検査と治療で、より多くの命を救うことができるよう努めてまいります。

【当院の胃カメラ検査に関してはこちら】

 

がん罹患数の順位(2018年)

 1位2位3位4位5位
総数大腸乳房前立腺
男性前立腺大腸肝臓
女性乳房大腸子宮

 

がん死亡数の順位(2019年)

 1位2位3位4位5位
男女計大腸膵臓肝臓
男性大腸膵臓肝臓
女性大腸膵臓乳房

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