早期胃がんを発見するために event_note2023.04.14local_offer内視鏡消化器疾患胃がんの早期発見のために約1年前ですがバレーボール日本代表の藤井直伸選手が、ステージ4の胃がんと診断されたことが公表されました。 今回のニュースを受けて、胃がんの早期発見についてお話ししたいと思います。藤井選手のケースでは、目の不調が原因で検査を受け、脳転移が発見されたことで胃がんが判明しました。 これは非常に珍しいケースです。頭痛やめまい、目の不調がある方も、まずは脳神経外科や脳神経内科、眼科などで受診していただくことが重要です。日本人における胃がんの多さ日本人において、胃がんは罹患数第2位、死亡数第3位の「がん」です。胃がん健診が普及してきているものの、まだまだ多くの方が亡くなっています。しかし、医学の発展により、胃がんは早期発見すれば治療できる可能性が高まっています。早期発見の鍵は、胃がんの兆候に注意し、適切な検査を受けることです。ただし、胃がん特有の症状は特定できません。消化器専門医や内視鏡専門医も、症状だけで胃がんを予想することは難しいのが現状です。胃の症状が強くても異常がない方や、逆に症状が無いのに検査で胃がんが見つかる方もいます。症状で判断することもあるものの、症状だけで胃がんの予想をすることには限界があります。早期発見・早期治療を目指す場合は、無症状のうちに発見することが望ましいです。では、どのような方が検査を受けるべきでしょうか?また、どのような症状が要注意なのでしょうか?これらについては今後のブログで詳しく解説していきます。 胃がんを見つけるための検査は?当院では、胃がんの早期発見のために胃カメラ検査を積極的に行っています。ホームページから検査予約も可能です。過去に胃カメラ検査で苦しい経験をされた方も、当院では安心して受けられます。全身麻酔での検査も可能で、妊活中や授乳中の方の場合は局所麻酔のみでの検査も可能です。詳細については、こちらからご覧いただけます。胃がんの早期発見を目指し、適切な検査と治療で、より多くの命を救うことができるよう努めてまいります。【当院の胃カメラ検査に関してはこちら】 がん罹患数の順位(2018年) 1位2位3位4位5位総数大腸胃肺乳房前立腺男性前立腺胃大腸肺肝臓女性乳房大腸肺胃子宮 がん死亡数の順位(2019年) 1位2位3位4位5位男女計肺大腸胃膵臓肝臓男性肺胃大腸膵臓肝臓女性大腸肺膵臓胃乳房