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今こそ知りたい!脂質異常症について

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こんにちは!すっかり寒くなってきましたね🥶

今回は「脂質異常症」についてのお話です。年末年始のごちそう続きの前に、心にとめておきましょう😅

 

●脂質異常症とは?

脂質異常症とは、血液中の脂質の値が基準値から外れた状態で、脂質の中でも特に悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、などの状態を示す病気のことです。

 

本来脂質は、体温の保温やエネルギー貯蔵のほか、人の細胞膜や消化吸収に必要な胆汁酸、ホルモンのもととなる重要な物質ですが、脂質代謝が異常な状態になることで動脈硬化などのリスクが高まります。

 

●脂質異常症の原因は?

脂質異常症の原因の多くは、食生活にあります。特に高LDLコレステロール血症や高トリグリセライド血症の場合には、食生活が直接的な原因となりやすいので注意が必要です。

1. 高LDLコレステロール血症

動物性脂肪の多い食品(肉類、乳製品など)、コレステロールを多くふくむ食品(鶏卵、魚卵、レバーなど)が好きで、よく食べていませんか。また、食べすぎによる慢性的なカロリー過多も原因のひとつです。

2. 高トリグリセライド(中性脂肪)血症

食べすぎ、飲みすぎ、あるいは高カロリー食品(甘いものや脂肪分の多い肉類など)のとりすぎによる、慢性的なカロリー過多が第一の原因です。特にアルコールの飲みすぎは中性脂肪を増やしやすいので注意しましょう。

3. 低HDLコレステロール血症

善玉(HDL)コレステロールが減ってしまう原因として、運動不足、肥満、喫煙などが指摘されています。バランスのよい食事を心がけるほか、こうした要因にも注意が必要です。

 

 

●脂質異常症のリスク

脂質異常症は自覚症状こそありませんが、知らぬ間に進行してしまうのが怖い疾患です。

肥満はもちろん、血管内に多く運ばれたコレステロールは血管の壁に粥状のプラーク(かたまり)を形成し、それを繰り返すことで次第に血管の壁が厚くなり、動脈硬化を引き起こす原因となってしまいます。

 

●脂質異常症の対策

脂質異常症の改善には、まず生活習慣の改善が必須です。

 

  1. 禁煙し、受動喫煙を避ける
  2. 過食を控え、標準体重を維持する
  3. 肉の脂身、乳製品を控え、魚類・大豆製品を増やす
  4. 野菜・果物・未精製穀物・海藻の摂取を増やす
  5. 食塩を多く含む食品を控える
  6. アルコールの過剰摂取を控える
  7. 1日30分以上の有酸素運動を行う

 

●当院で出来ること

肝臓内科において脂肪肝の患者さんはかなり多くいらっしゃいます。その中で脂質異常症の併発している方が多く、当院では脂肪肝の治療と同時に脂質異常症の診断治療も行っております。
脂肪肝がない脂質異常症の方でも受診可能です。脂質異常症のみならず、多臓器の生活習慣病として当院では診断治療を行うことができます。
また当院ではクリニックでは珍しいですが動脈硬化を調べる頸動脈エコーの実施も可能です。
 
ご予約ご希望の方はこちらよりどうぞ!

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