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自費での大腸カメラ検査って?大腸癌の心配をするくらいならアリかも・・・

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自費での大腸カメラ検査って?

大腸カメラを自費で受けるとはどういう事?

日本では保険適応というものがあるので、すべての方が健康保険での検査ができるわけではありません。
検便(便潜血検査)で異常なし・症状なしのかたは保険適応外です。
また50歳以上・ご家族に大腸癌がいる・・と言うだけではこれも保険適応外になります。
当院ではそのような方で自費でも内視鏡を受けたいという方が多くいらっしゃっています。

もちろん検便(便潜血検査)陽性やおなかの症状がある方は保険適応での検査になり、そのような方も多く来院されています。
自費で大腸カメラを実施された方でも、内視鏡検査を実施して所見があった場合には保険適応に切り替えることができます。
そのため大腸ポリープ切除手術も保険にすることができます。
つまり検便(便潜血検査)陰性、症状なし、検査しても全く異常なしのかたは自費での検査になります。
自費での実施の場合は全身麻酔の有無などによりますが、おおよそ20000円程度になります。

 

大腸カメラ検査の保険適応は?

大腸カメラの保険適応は検便(便潜血検査)で陽性であることやお腹の症状があること・・になります。
お腹の症状というのは、血便・便秘・下痢・腹痛・お腹がはる・便が細いなどの自覚症状になります。
医学的に大腸カメラを行う必要性が本人にあるという状態です。

当院で一番多いのは検便(便潜血検査)陽性ですが、血便などのかたも沢山いらっしゃっています。
保険適応での大腸カメラ検査を実施した場合には検査で異常がなかったとしても自費になることはありませんのでご安心ください。
大腸カメラの保険適応での金額は3割負担の場合は麻酔の有無などにもよりますが、おおよそ5000円程度になります。
大腸ポリープ切除をした場合は大きさや個数によりますが、3割負担で20000円前後になります。


自費でも大腸カメラを受けたほうがいいでしょうか?

私個人としては自費でも受けていただく価値はあると思います。
大腸癌という観点だけで話をするのであれば、全く異常がない人が治せないレベルの大腸癌にまで発展するのには通常数年かかります。
大腸癌の中でも進行の早いもの、癌ではない他の悪性腫瘍(がんは悪性腫瘍のなかの一つです)、大腸ポリープを経ないで大腸癌になるもの・・もあるので例外はありますが。

通常の臨床の現場では、きちんとした内視鏡専門医の検査を受けていて、大腸カメラ検査を適切に実施が出来ている(便が残っていない状況で検査ができているなど)状態であれば、大腸カメラで全く異常のない患者さんへは自覚症状がない限り4-5年は大腸癌の心配はしなくて良いと説明しています。

あとはそのかたの背景や年齢などを考慮して3-4年と言ったり2-3年と言ったりしますが、毎年という言い方をすることはほとんど有りません。

 

つまり自費での大腸カメラで20000円位かかったとしても、異常がない場合は少なくても2年、長くて5年の安心(経過観察期間)が得られるという事になります。
もしその経過観察期間中に検便(便潜血検査)陽性や自覚症状が発生した場合は、保険適応での大腸カメラ検査をうければ良いという事になります。

日本の保険制度は素晴らしいものではありますが、その弊害としてなんでも保険適応にしてしまうことで財政を圧迫し、今後破綻するのでは・・と懸念される状態になっています。
また保険にならない(自費)という理由で大腸カメラを行わない患者さんも多くいます。(もしくは便潜血検査で陽性になったら来ますなど)

大腸カメラ検査で異常があった場合は保険適応に切り替えられること、異常がなかった場合は数年の安心が得られること・・を考えると自費での大腸カメラ検査の有用性は高いと思います。
大腸がんで困る方(亡くなる方)の多くは初めての大腸カメラ検査で大腸がんが発見されて、既に進行している・・といたケースが多いです。
そのような方は症状が出ている状態での検査であることがほとんどです。
そのため人生初の大腸カメラをいつやるか・・が大事と思います。

いま人間ドックで行われている腫瘍マーカー検査、CT検査、PET検査では早期の発見は困難ですので、自費でも大腸カメラ検査を受けていただくことが大腸がん早期発見・治療の近道と考えます。

自費での大腸カメラ検査を検討される場合は、大腸ポリープ切除をその場でおこなって、保険適応にしてもらえる施設での実施をお勧めします。
具体的には人間ドック専門施設より、内視鏡専門医・消化器病専門医のいる医療機関が望ましいでしょう。

 

当院でも自費での大腸カメラ検査を実施しております。

当院では自費での大腸カメラも実施しております。
当院は検査後の外来フォローにも力をいれていますので、異常がなければ終了ということはなく、そのほかの様々な症状の相談も対応しております。

大腸カメラをきっかけに、色々な健康相談にいらっしゃる患者様が増えています。

是非一度当院での大腸カメラをご検討下さい。

 

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著者

理事長さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック
和光市駅前院

理事長 吉良文孝

資格および所属

日本内科学会認定 認定内科医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
日本肝臓学会認定 肝臓専門医
日本消化管学会認定 胃腸科指導医
日本糖尿病学会

経歴

平成15年東京慈恵会医科大学 卒業
平成15年東京警察病院
平成23年JCHO東京新宿メディカルセンター
平成29年株式会社サイキンソーCMEO
平成30年東長崎駅前内科クリニック開院

当院は和光市・朝霞市・志木市を中心に埼玉全域の方に、生活習慣病(高脂血症、糖尿病、高血圧)、消化器内科診察(胃腸科)、肝臓内科診察(脂肪肝)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を提供します。

有楽町線・東武東上線・副都心線の和光市駅南口駅徒歩1分の立地になります。
池袋などの豊島区や練馬区・板橋区からもアクセスがよい立地になりますので、広い範囲の方に当院の医療を提供いたします。

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