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健康診断でALTが30以上の方は精密検査を!!

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健康診断でALTが30以上の方は精密検査を!!

「さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック」院長の小幡です。

本日は先日開催された日本肝臓学会総会でのトピックをお話しします。

今回の肝臓学会は奈良で開催され、慢性肝疾患の早期発見・早期治療につなげるための新たな指標である「奈良宣言2023」が発表されました。
ALT(慢性肝障害の指標)が30を超えていると、症状がなくても肝臓に軽微な炎症が起きているといわれています。そしてこの炎症が長期間持続することで将来肝硬変や肝がんのリスクが上昇します。


日々外来診療をしていると、アルコール性肝疾患や糖尿病や脂質異常症による脂肪肝が増加していると感じます。

C型肝炎などのウイルス性肝炎においては近年減少傾向であるものの、人間ドックや術前検査などで偶然見つかることがあります。

また健康食品やサプリメントなどの長期服用による薬剤性肝障害や、中年以降の女性に多い傾向がある自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎などの自己免疫性肝疾患に関しては外来での詳細な問診や抗体検査などの血液検査を追加することで多くの場合は診断することが可能です。


上記のような肝疾患はほとんどが無症状であり、初期の段階で病気自体を自覚することは非常に難しいと思います。

しかしながら先程述べたような肝臓の微細な炎症を拾うことで診断に至るケースがあるため、健康診断や人間ドックの血液検査で「ALTが30を超えている」と指摘された場合は一度かかりつけ医や肝臓専門医への受診をお願いいたします!

 

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著者

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック
和光市駅前院

院長 小幡 和彦

資格

日本内科学会認定 総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会認定 内視鏡専門医
日本肝臓学会認定 肝臓専門医
日本ヘリコバクター学会認定 ヘリコバクターピロリ感染症認定医
埼玉県難病指定医

経歴

平成20年日本大学 卒業
平成20年東京医科歯科大学病院
平成22年東京慈恵会医科大学付属病院
令和元年吉祥寺南病院 消化器内科医長
令和2年

医療法人社団おなか会 おなかクリニック
内視鏡センター長

令和5年

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院 院長

当院は和光市・朝霞市・志木市を中心に埼玉全域の方に、生活習慣病(高脂血症、糖尿病、高血圧)、消化器内科診察(胃腸科)、肝臓内科診察(脂肪肝)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を提供します。

有楽町線・東武東上線・副都心線の和光市駅南口駅徒歩1分の立地になります。
池袋などの豊島区や練馬区・板橋区からもアクセスがよい立地になりますので、広い範囲の方に当院の医療を提供いたします。

当院は和光市・朝霞市・志木市を中心に埼玉全域の方に、生活習慣病(高脂血症、糖尿病、高血圧)、消化器内科診察(胃腸科)、肝臓内科診察(脂肪肝)、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)を提供します。

有楽町線・東武東上線・副都心線の和光市駅南口駅徒歩1分の立地になります。
池袋などの豊島区や練馬区・板橋区からもアクセスがよい立地になりますので、広い範囲の方に当院の医療を提供いたします。

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