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肝機能の数値でよく聞く「AST」「ALT」とは?

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こんにちは☺やっと冬らしくなってきましたね!

 

今回は健康診断の肝機能数値などで良く聞く「AST」「ALT」についてお話します。

皆さんにはなじみのある単語かもしれませんが、あまり詳しく知らない方も多いかと思いますので、この機会に是非ご覧になってみてください。

 

【AST】

ASTとは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼという酵素の一種です。肝臓だけでなく心筋や骨格筋にも多く含まれ、何らかの原因で、心臓や肝臓の細胞が破壊されると血液中にASTが放出されます。

GOTと書かれることもあります。

ASTの数値は単独ではなくALTとのバランスによって、体の中の異変や病理を疑う指標として使われます。また、基準値を上回ると疾患の疑いがありますが、下回っても問題はありません。

 

【ALT】

ALTとは、アラニンアミノトランスフェラーゼという酵素の一種で、肝臓に最も多く含まれています。ASTと同じく何らかの原因で細胞が傷付けられることで血中に放出されるため、ALTの数値が高いときは、まず肝臓に問題や疾患がある可能性を考えます。

GPTと書かれることもあります。

ALTの数値だけではなくASTの数値とのバランスや、総ビリルビン、アルカリフォスファターゼなどの値との兼ね合いを考慮して、高値の原因を探ります。

 

ALTもASTと同様に現在どの程度炎症が起こっているかの指標となるのです。

 

 

≪AST・ALTが高値の時に疑われる疾患≫

AST・ALTが高値の時は、肝臓の現在の炎症が強いことを示します。

具体的な疾患では、例えば急性肝炎(原因を問わず)・アルコール性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝などです。また、ASTのみが高い場合は、肝臓以外の疾患も考えられます。

 

≪肝臓の検査≫

肝疾患が疑われる場合、検査の方法はいくつかあります。

①血液検査

まずは血液検査で、今の状態、具体的な数値を調べます。検査結果は2~5日程度で出ます。

 

②腹部超音波検査(腹部エコー検査)

腹部エコー検査では、腎臓、膵臓、肝臓、胆のう、脾臓の状態を確認することが可能です。

午前検査を受けたい方は朝食を控えていただき、午後検査を受けたい方は昼食を控えてください。

 

③フィブロスキャン検査

痛くないプローブを当てるだけの負担のない検査ですが、肝臓の硬さや脂肪の量などが判ります。

ほとんどお酒を飲まないのに脂肪肝となっている方の中には、肝硬変に発展してしまう方もわずかにいらっしゃることが分かっており、そうした状態は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:nonalcoholic steato-hepatitis)と定義され、今まで使用されてきました。
NASHの方とそうでない方を区別するために、従来は肝生検などの身体への負担が大きい検査が主流でした。
しかし、フィブロスキャン検査によって、外来で負担が少ない形で肝臓の硬度を調べることが可能となり、肝硬変の進行度合いをチェックできるようになっております。
また、非アルコール性脂肪性疾患はNAFLDと呼ばれていました。

今は代謝障害を併発していることを重要視し、代謝異常関連脂肪肝(Metabolic dysfunction associated fatty liver disease:MAFLD)という名称を使用するようになってきています。

脂肪肝+生活習慣病の代謝異常関連脂肪肝(MAFLD)にご注意を!

 

≪検査をご検討中の方へ≫

検査は思いついた時に即行動!が大切です◎検査ご希望の方は是非こちらからご予約をどうぞ!

直近の健康診断の結果などがあればそちらもご持参くださいね(^▽^)/

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